詐欺で有名な手法に、「ポンジスキーム」があります。
その「ポンジスキーム」の一種に「たこ足配当」があります。この「たこ足配当」は投資信託等にも
採用されていて、ぼったくり投資信託になっているので、こちらも注意が必要です。
「たこ足配当」も「ポンジスキーム」と同じように詐欺の手口なの???
詐欺の手口ではないけど、詐欺の要素満載だから「たこ足配当」にも注意が必要だよね。
「たこ足配当」て???思ったけど、タコが自分の足を食べるように、投資資金を配当のようにように装って分配することなんだね!
そうそう!「ポンジスキーム」にも採用されているのが、この「たこ足配当」だよ!注意しないと大変だよね。
タコ足配当 (タコあしはいとう)
タコ足配当とは、企業が原資となる十分な利益がないにもかかわらず、過分な配当金を出すことをいいます。
見た目には配当金が高いため魅力的に感じられますが、実際は資産を売却したり、積み立て金を取り崩したりして配当金に回しているだけで、業績や財務状況に難点がある可能性があります。
タコが自分の足を食べるのに似ていることから、このように表現されます。
「特別分配」=「タコ足分配」、避けることが賢明
自分の足を食べているタコをイメージさせることから、「特別分配」を行うことを「タコ足分配」「タコ足配当」「タコハイ」などと業界の隠語では言っています。
これを投資家が理解し「納得した取り崩し策」ならば良いのですが、「タコ足分配」で、気がついたら、元本が半分以下だったと後からわかっても時すでに遅し。お小遣い気分で受け取っていた分配金は、生活費などに消えてしまい、老後の資金が全く足りないというような事態を招く結果にもなりかねません。
「特別分配」=「タコ足分配」を行う投資信託は、世界の賢い投資家が選ぶ投資信託の基準とは全く異なるものです。高額な分配金を毎月支払っているような投資信託は、特別分配金でないかどうかを確認して、できるだけ避ける方が無難です。
管理手数料が多い「投資信託」は避けるべき
インデックス投資の信託報酬が高くても0.5%に対して、毎月分配型投資信託の信託報酬は2%前後です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬なんかは最安ですので検討島てみてください。
例えば、100万円投資しているして、インデックス投資は年間5,000円ですが、毎月分配型投資信託は2万円もの手数料がかかります。
更に投資信託の利益は平均が5%です。
2%も手数料を取られると、利益がほとんど残りません。
年間の配当利回りを5Eで運用しようと思っても、手数料の2%はかなりの痛手ですね。
しかも、利益確定すると税金も取られるので雀の涙分だけでも残れば御の字になります。
この条件で投資で勝つのは無理ですね。
投資信託を買うときは絶対に管理手数料を確認して購入を検討しましょう!
特別分配金
分配金には普通分配金と特別分配金の2種類あります。
この2つの違いは、普通分配金は投資の運用益から出た利益から支払いをされますが、特別分配金は利益が出なければ、基準価額から分配金を支払いをします。
これが「たこ足配当」となるわけです
利益が5%と出てこれを分配金として配る=正常な普通分配金。
利益が出なければ、基準価額から5%引いて分配金配る=自分が投資したお金を返してくるだけが特別分配金。
投資した10万円から5,000円を分配金として配ってくれます。
そして基準価額が9万5,000円になり、投資金額が減ります。
ただ、自分のお金を戻されたでけです。
これはポンジスキームをしているのと同じようですね!
でも、法律上なぜか違法ではないので合法詐欺商品と呼ばれるようになりました。
この特別分配金はタコ足配当と呼ばれ、タコが自分の足を食べる姿を例えて呼ばれるようになりました。
自分で自分の資産を貰っても利益が出るはずはありません。
しかも上記で記載した高額な手数料を取られるので勝てる可能性がまったくないと言えます。
金融会社としては、高い手数料が取れて人気銘柄なんてあれば、それを売りたくなりますよね。
知識を身に着けて騙されないようにしてください。
まとめ
「たこ足配当」も「ポンジスキーム」も同じような性質がありますが、「たこ足配当」は合法的な詐欺であることがたちが悪いです。
「ポンジスキーム」も「たこ足配当」を用いてあたかも配当金が出ているように装います。
いずれにしても、知識を付けて「たこ足配当」の投資信託など買わないように注意しましょう。
高利回りの投資信託には特に注意が必要です!
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