安定した性質を持ち、長くその輝きを保ち続ける金は、古代より「特別な金属」として扱われてきました。
金は数多くの国において通貨としても利用されてきました。投資対象、資産として根強い人気のある金がETFになったのは、ここ最近の事です。
配当金はないけどやっぱり、”金”への投資は昔からある投資方法だよね?
ほんと、古代からある資産だし金は人気が亡くならないよね。
宝飾品にもなるし、資産にもなるってすごいよね。
私は、宝飾品としての金はそんなに好きじゃないけど、資産としての金は好きかな。
それじゃぁ、なんで金が選ばれるか見ていこう。
希少な金の価値
ゴールドは、紀元前5千年ごろにナイル川のほとりで砂金として発見されてから、現在までに約20万トン(プール約4杯分)が採掘されています。
地球に残された推定埋蔵量は約5~6万トンなので、今のペースで採掘を進めると、あと15~20年ほどで枯渇すると言われています。
ゴールドは極めて希少価値の高い貴金属です。
紀元前、5,000年からってことは7,000年以上の歴史があるんだね。
豊臣秀吉の「黄金の茶室」なんて言うのはわりと最近のことになりますね。
金が人気の3つの理由
ここ10年の間、3500円から5000円のレンジでさまよっていた金相場ですが、コロナ禍による経済不安もあり「資金の逃避先」として人気が急上昇。
金相場はわずか半年程度で一時7500円近辺にまで急騰しました。
なぜ金が人気なのか見ていきましょう。
実物資産のため価値がゼロにならない
実物資産とは、金、銀、プラチナ、不動産、美術品、骨董品などが該当します。
これらには価値を裏付ける機関などは存在せず、その物自体に価値があります。
自らが価値を持つものが実物資産と考えていいでしょう。
このように自らが価値を持つ実物資産ですが、投資できることは知っていてもその特徴などを知らない方も多いと思います。
多くの通しは投資は、価値がゼロになる可能性があります。
例としては
株式:会社が潰れる
債券:発行体が潰れる
紙幣:国家が破綻する
インフレに強い
インフレとはインフレーションの略称です。
インフレは物の値段が上がり続けることで、言い換えればお金の価値が下がっていくことです。
近年、日本銀行が年間2%のインフレ率を目標とするなど、日本ではインフレに対してポジティブに捉えられることがあります。
世の中、希少なモノには高値がつきますが、紙幣は無限に刷られているので、紙幣の価値は徐々に下がっていきます(=インフレ)。
インフレが進むと、今100円で買えているものが、将来200円払わないと買えなくなります。
有事に強い
金は希少性が高く、かつ現物資産が存在するため、それ自体に価値があります。
金価格は常に変動しますが、株式や債券、預貯金等の金融商品とは異なり、世界中どこに行っても金の価値は変わりません。
資環境が悪化する時には、リスクを回避する投資資金は有事に強いとされる金に集まりやすく、金の価値は上がる傾向にあります。
200年代の有事としては
・2001年:全米同時多発テロ
・2008年:リーマンショック
・2009年:ギリシャ危機
などがあります
まとめ
金投資には金地金や金貨などの現物もあります。金地金はまとまった資金が必要ですが、金価格に連動する金貨は比較的少額から買えるので初心者向きです。
記念金貨など収集型の金貨は、金価格に連動せず投資には不向きなので注意をしましょう。
資産の10%くらいは金に投資するのもいいかもしれませんね。
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