コモディティとは?

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今回はコモディティについて解説します。
コロナ化の後はコモディティが高騰する予想がありますが、コモディティとはどのようなものか解説していきます。

コモディティ(commodity)とは

モディティとは「日用品のように一般化したため品質での差別化が困難となった製品やサービスのこと」を指します。

経済学において、完全または実質的な代替可能性(英語版)を持つ経済的価値またはサービスである。誰がそれらを生産したのかに関係なく、市場はその商品価値を同等かほぼ同じとして扱う。鉄鉱石、砂糖、米や小麦といった穀物など、大半のコモディティは原材料、根幹資源、農作物、鉱業生産品であるが、中には化学品やコンピュータメモリなど大量生産された製品もある。 

  

コモディティ投資のメリット

コモディティ投資のメリットには、分散投資になることやインフレに強いことがあります。

分散投資になる

コモディティ投資のメリッとして、分散投資が可能な点があります。
コモディティの価格は、商品ごとの需給バランスや天候、生産量や在庫、為替レートなどさまざまな要因に影響を受けます。
株式市場の変動要因とは異なるため、株式投資をしている人にとってコモディティへは分散投資になります。
例えば金の価格を想定すると、金は安全資産とも呼ばれていて、政治イベントや紛争などが発生して株式市場が不安定になった際に値上がりする傾向があるのです。
この特徴を生かして、株式に投資をしながら金にも投資を行うことで、リスクヘッジをするなどの戦略を取ることができます。

インフレに強い

メリットの2つ目は、インフレに強いということが挙げられます。
コモディティは実物資産なのでインフレによって物価が上昇すると、それにともなって値上がりする傾向があります。
例えば、実物の金や原油の価格が上がったとすると、これらに投資をしているコモディティ投資などの金融商品においても利益が上がりやすくなるのです。逆に、コモディティ市場において金や原油が人気の高い状態にある場合などは、実物の金や原油の価格もこの影響を受けて上昇!ということもあります。

特に金は「有事の金」と呼ばれ、株式市場が暴落した時や国際情勢が悪化した時などに価格が上昇します。

  

デメリット

インカムゲインが狙えない

インカムゲインが狙えない点です。株式の配当金、債券の利息、不動産の家賃収入などがインカムゲインになります。
コモディティー投資の場合、投資対象が金属やエネルギー・穀物などの実物資産なので、保有し続けていてもインカムゲインは発生しません。値上がり益など売買を繰り返していくことで、得られる利益しか狙えません。

価格変動が大きい

コモディティー市場は、株式や債券と比べると市場規模が小さいです。コモディティー市場最大の商品であるWTI原油(原油価格の代表的な指数)の先物市場でも、米国の代表的な株価指数であるS&P500先物の3分の1程度の取引しかないのです。
取引が少ないと値動きが大きくなる傾向になります。

穀物や非鉄金属はもっと市場規模が小さいので、予測不能の事態があると値動きが大きくなり、思わぬ損失を被る可能性があります。

為替リスクがある

コモディティー投資の対象である商品は、外貨建てで決定されるために為替による影響を受けます。
金の価格は米ドル建てでの価格を円換算しているので、為替変動による影響を受けるのです。

円安ドル高になれば、国内の金価格は上昇するし、ドル安円高になれば国内の金価格は下落します。
商品の投資信託なども為替変動の影響を受けますので、商品価格の変動リスクだけでなくて、為替リスクにも注意する必要がありますね。

コモディティ投資を行うには

コモディティ投資は、単価が高いことから、投資を行える人が投資金額を持った人に限られていましたが、最近は投資信託やETFなどさまざまな投資方法があって、コモディティ投資も身近なものになっているのです。
コモディティを対象とした金融商品は3つあります。

投資信託・ETF

コモディティを扱う投資信託やETFを購入することで、コモディティに間接的に投資を行う方法です。コモディティETFは、証券取引所で価格が決まるため、個別株のように証券会社で売買を行うことができます。さまざまなコモディティを一つの投資信託で購入することができる点もメリットだといえます。半面、投資信託では個別のコモディティを取引することができません。コモディティを個別に取引したい場合は、このあと紹介する商品CFDなどを利用することができます。

 

金・プラチナ積立

純金積立は毎月1,000円から、プラチナ積立は毎月3,000円からで定額買付するサービスが一般的です。貴金属メーカー、地金商、証券会社や銀行などが取り扱っています。1000円単位で積み立てられるため自分のペースで資産形成でき、また手元に金を補完するわけではないので盗難のリスクがない点がメリットであるといえます。半面、手数料が高いことや、短期で利益を出すことがむずかしいこと、買った時点より価格が下がってしまい損失を出す可能性があることがデメリットとして挙げられます。

DMM CFD(差金決済取引)でコモディティ投資を行うことが可能です。
商品CFDの特徴は、主に次の3点です。

1.実際に金・原油など投資対象の資産を保有することなく、ポジションを保有した時の価格と、ポジションを清算した時の価格の差が損益になる取引です。

2.IG証券ではエネルギーから貴金属、そして農産物まで幅広い銘柄を取引可能です。

3.銘柄によりほぼ24時間取引可能です。例えば貴金属は8:00~7:00(夏時間7:00~6:00)と、取引時間が長くなっています。

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