理屈抜きで悪い予感を感じるときがあるものです。
理屈ではなく予感として、日経平均株価が3万円を超えたことについて「嫌な気配」を背筋に感じていませんか。
日経平均が3万を超えて、なんかこれから急激に下がるとかってないのかな。
嫌な予感がするよね。経済予測の専門家でも、「株価に限っては未来予測が難しい」なんてこと言ってるから、上がるか下がるかの予想は難しいよね。
8月20日に年初来安値を更新したでしょ!そのあと1カ月もたたないで3万突破は急激だと思うんだよね。
急激に上がるってことは、急激に下がることもあるってことだからね。
そうだね!これから総裁選、衆議院選挙が控えているけど、慎重に幹わけないとだね。
日経平均が過去最高になったのはいつ?
日経平均が過去最高値を記録したのは、1989年12月29日のことです。「大納会」と呼ばれる年内最終の取引が行われる日に史上最高となる38,957円44銭を付けました。この日の終値は38,915円87銭、いわゆる株価バブルのピーク時の値です。
プラザ合意後の低金利政策や政府の積極財政政策などにより国内景気は回復しました。しかし、金融機関による過度の貸出もあり過剰流動性相場となり、不動産・株式などの資産価格が高騰。バブル景気が起こることになったのです。
1989年 の株価は、急激に上がって急激に下がったって感じですね。
1990年の株価が下落すると予測した経済アナリストは、ほぼゼロでした。
平均的なアナリストは、1990年の日経平均は4万5000円くらいを予測していて、強気のアナリストが「日経平均は5万円台に突入する」「いや、6万円台も十分にあり得る」と言っていました。
ほとんどのアナリストが、1990年のバブル崩壊を予見できませんでした。
バブル崩壊と日経平均の暴落
現実には、1990年3月に大蔵省が「土地関連融資の抑制について」という、いわゆる総量規制を打ち出しました。1986年に公定歩合(当時)が大きく引き下げられたことからバブルが始まったのですが、日銀はここで公定歩合を急速に引き上げます。1989年5月まで2.5%だった公定歩合は小刻みに上がり、1990年3月に5.25%、8月に6.0%と金利が急上昇します。そして、土地と株のバブル崩壊が始まります。
土地転がしが、流行っていたので、それを規制する法案と金利の上昇ですね。
1989年の年末、最高値(終値ベース)38,915円87銭を記録した日経平均は、「大発会」の1月4日、30,165円52銭で始まりました。
日経平均は以来下落を続け、1990年4月2日には28,002円まで暴落。その後7月には33,000円台まで一旦回復するも、同年8月のクウェート侵攻により再び下落しました。その後も株安のトレンドが続き、日本経済は「失われた10年」と呼ばれる景気後退・長期不況を迎えることになります。
日経平均は1990年の2月下旬に急落の兆候を見せ、3月22日に3万円台をいったん割ります。その後、わずかな期待をかけて株価は何度か踏みとどまろうとしましたが、1990年8月2日を最後に3万円台からさよならし、その後30年続く日経平均の低迷時代に突入するのです。
まとめ
1989年の最高値があり翌年1990年以来3万の回復が30年なかったことを考えると、今回の株価3万回復に「嫌な予感」と思う人もいるかもしれません。
私も、違和感ありますが、個人的には総裁選・衆議院選挙にむけ上昇していくと思います。
30年前の日本企業と現在の日本企業では規模が違います。
これから年末にかけ、36,000円位まで行ってほしいですね。
調整局面は、最高値の38,000円位ではないでしょうか。
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