米8月雇用統計発表！レイバーデー明けS&P500暴落か‼

投資チャンネル

2021.09.07

9月にS&P500は暴落傾向にあります。また、9/3（金）に発表された米国8月雇用統計は雇用者数が予想を大きく下回りました。

今回の雇用統計の結果を受けてテーパリング（緩和縮小）が先送りされる可能性が出てくるかもしれません。

9月3日に米国雇用統計が発表されたけど、経済にどんな影響がるのかな？

いまは、テーパリングがいつ終わるかがみんな気になってるんだよね。

雇用が安定してくれば、テーパリングが早まる可能性があるからね。

でも、雇用者数が予想を大きく下回ったからテーパリングは先送りになるのかな？

テーパリングが先送りになる可能性は大きいって感じだね。12月までには行う予定だけど、今回の雇用統計発表で9月のアメリカ相場がきになるね。

米国雇用統計とは？

世界経済において重要な指標の1つと言われているのが、米国雇用統計です。世界経済の中心とされるアメリカの雇用情勢が、毎月1度発表されます。

米国雇用統計の発表は速報ニュースになるほど重要度が高く、マーケットに大きな影響を与えます。

発表時期	原則、毎月第1金曜日 <夏時間> 日本時間 21：30 <冬時間> 日本時間 22：30
発表内容	「失業率」「非農業部門雇用者数」「週労働時間」「平均時給」「建設業就業者数」「製造業就業者数」「金融機関就業者数」など計10数項目の指標を発表
発表機関	アメリカ労働省　労働統計局
調査対象	全米の約16万の企業や政府機関のおよそ40万件のサンプルを対象に調査
調査対象期間	毎月12日を含む1週間

発表される指標の中でも、特に「失業率」と「非農業部門雇用者数」が注目されています。失業率

労働力人口（16歳以上の働く意志を持つ人達）のうち、失業者^*の占める割合です。

求職活動を諦めて過去4週間以内に求職活動をしなかった人は失業者と見なされません。

非農業部門雇用者数

農業部門を除く産業分野で、民間企業や政府機関に雇用されている人の数です。
自営業や農業従事者は調査対象に含まれません。

一般的には上記のような変化が起きやすいと言われていますが、事前に予想している投資家も多いため、必ず決まった方向に相場が動くといった事ではありません。

9/3（金）に発表された米国8月雇用統計は雇用者数が予想を大きく下回りました。先月のジャクソンホールでパウエルFRB議長は「テーパリング（金融緩和の縮小）は年内が適切」と発言しておりましたが、今回の雇用統計の結果を受けてテーパリングが先送りされる可能性が出てくるかもしれません。

しかし、長期金利（米国10年国債）が上昇している点には注目したいところです。長期金利が上昇しているということは、債券が売られているということ。テーパリング継続なら長期金利は下落するはずなので、これは逆行する動きと思われます。これを無視して株をすぐに買いに行くはやや時期尚早ではないかと感じています。

ダウ：35455.81 → 35369.1

S&P500：4509.38 → 4535.42

ナスダック100：15432.95 → 15652.86

ラッセル2000：2277.15 → 2292.05

先週（2021/8/30～9/3）の米国市場は、ダウは少し下げたものの、S&P500、ナスダック100、ラッセル2000すべて上昇しました。

S&P500の平均月次パフォーマンスは9月は年間最低の月となります。

レイバーデー明けとなる9/7以降はトレンド転換に注意したいところです。

米国8月雇用統計が市場予想を下回ったためテーパリングは先送りの可能性も出てきました。

年内にはテーパリング実施の予定でしたが、延長される可能性もあるかもしれませんね。

9月6日は米国は祝日です。（レイバーデー/勤労感謝の日）

9月のアメリカ相場に注目です。レイバーデー後の相場は下がる傾向にあるからです。

ちなみに、去年（2020年）は9/3～9/24の期間にS&P500が約10％ほど下げています。

日経平均が好調ですが、アメリカ市場にも注視していきたいですね。

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