JT減配 実績とリスク

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1.JT、今期最終は23%減益、24円減配へ

JT <2914> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表した。
20年12月期の連結最終利益は前の期比10.9%減の3102億円、21年12月期も前期比22.6%減の2400億円に減る見通し。
3期連続減収、6期連続減益になる。

残念なことに、今期の年間配当は前期比24円減の130円に減配する方針とした。

 直近3ヵ月の実績、10-12月期(4Q)の連結最終利益は前年同期比63.2%増の523億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の11.4%→15.8%に大幅上昇した。


 

2.前期【実績】

決算期売上高営業益経常益最終益修正1株益1株配発表日
I    2018.12  2,215,962564,984531,486385,677215.315019/02/07
I    2019.12  2,175,626502,355465,232348,190196.015420/02/06
I    2020.12  2,092,561469,054420,063310,253174.915421/02/09
前年比-3.8-6.6-9.7-10.9-10.8 (%)

※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。1株益、1株配は「円」。率は「%」

3.前期実績と従来予想との比較

前期

決算期売上高営業益経常益最終益修正1株益1株配発表日
I  予 2020.12  2,070,000464,000310,000174.7215420/10/30
I  実 2020.12  2,092,561469,054420,063310,253174.8815421/02/09
修正率+1.1+1.1+0.1+0.1 (%)

※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。1株益、1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較

4.今期の業績予想

上期業績

決算期売上高営業益経常益最終益修正1株益1株配発表日
I    20.01-06  1,030,218251,989225,961172,49597.27720/07/31
I  予 21.01-06  6521/02/09
前年同期比 (%)

今期【予想】

決算期売上高営業益経常益最終益修正1株益1株配発表日
I    2019.12  2,175,626502,355465,232348,190196.015420/02/06
I    2020.12  2,092,561469,054420,063310,253174.915421/02/09
I  予 2021.12  2,080,000363,000240,000135.313021/02/09
前期比-0.6-22.6-22.6-22.6 (%)

※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。

3ヵ月業績の推移【実績】

決算期売上高営業益経常益最終益修正1株益売上営業
損益率
発表日
I    19.10-12  541,87861,75853,66832,04218.011.420/02/06
I    20.01-03  519,620128,953115,10286,37348.724.820/04/30
I    20.04-06  510,598123,036110,85986,12248.524.120/07/31
I    20.07-09  561,879138,192119,59785,45348.224.620/10/30
I    20.10-12  500,46478,87374,50552,30529.515.821/02/09
前年同期比-7.6+27.7+38.8+63.2+63.9 (%)

5.減配による今後の対応

今回の減配により含み損が大きく増加してしまった人もいるでしょう。
対策としては、

1.分散投資を心がける
 個別銘柄の投資はポートフォリオの5%まで
2.ナンピン買いをする
 減配したといっても、まだまだ高配当株には変わりありません。
 ポートフォリオを考えつつ買い増しです。

6.JTの投資価値が高いと判断する理由

今後の動向にも注視が必要でですが、まだまだ投資価値はあると考えます

    国内喫煙者が減少しても、値上げと海外M&Aで高収益を維持してきた

 国内で喫煙者減少が続いていますが、JTは値上げによって高収益を維持しています。
 2019年10月の消費税引き上げ(8%→10%)時にも、値上げを実施しています。

 JTはM&Aが得意です。有利な価格で、海外タバコ会社を買収し、海外収益を拡大しています。タバコ人口が増えている新興国が収益拡大に貢献していること。近年、円高の進行で、円に換算した海外収益が目減りしていますが、現地通貨ベースで見ると、海外収益は伸びています。

「プルーム・テック・プラス」など発売し、次世代タバコで巻き返し

 次世代タバコでJTの「プルーム・テック」が米フィリップモリスの「アイコス」に負けている理由は「アイコス」の方が、吸い応えが強いからです。JTは、「プルーム・テック・プラス」「プルーム・エス」の2製品を新たに出し、巻き返しをはかっています。

 次世代タバコの国内シェアが下げ止まれば、JT株に対する投資家の不安は低下すると考えています。

ESGファンドなどで投資しない分、タバコ株は世界的に「割安」になっていると判断

 ESGファンドだけでなく、個人投資家でもタバコを吸わない人には「JTに投資したくない」人もいます。タバコをやめた人が多いことを考えると、買い手が少ない分、株価が低迷し、結果的に株価が「割安」になっていると判断しています。

減配を悲観せず、ホールドしていきましょう!

 


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