平均年収700万円!コンビニ経営の中身!

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コンビニ経営の平均年収は700万円って情報を見て、今の年収よりも高いし、思い切って脱サラしてフランチャイズ契約しようと考えてるも多いと思います。

コンビニ経営って年収700万くらいになるみたいだけど、実際どうなのかね?

うんうん、コンビニ経営で脱サラを考えている人も多いんじゃないかな~

今回は、そんなコンビニ経営に関し調べてみるね。

コンビニのフランチャイズの仕組み

コンビニを経営したいと思っても、ノウハウやスキルがない人がほとんどだと思います。

  • コンビニの開業ノウハウがないし
  • 運営ノウハウもない
  • 商品の仕入れ先もないし
  • ブランド力もない

このようなことでは、「ビジネスとして成功する見込み」が全然ありません。

そこで、大手コンビニの

  • セブンイレブン
  • ローソン
  • ファミリーマート

とフランチャイズ契約をして、ノウハウ等をもらうのです。

その代わり、利益の数十%の分け前を支払うことになります。

ブランドや商品力を借りることで、誰でもコンビニ経営が出来るようになるというワケです。

一方で、「特権が与えられる者」を“franchisee”(フランチャイジー)と呼び、「加盟者」や「加盟店などと呼ばれています。

コンビニオーナーは、本部から様々な協力を受けて、商売を行います。

そして、儲けた利益の数十%を「ロイヤリティ」として本部に支払うのです。

そのため、コンビニ経営がもうかれば、

  • 経営者が儲かり
  • 本部が儲かり
  • 地域住民の利便性が上がる

と3者にとってWin-Win-Winとなります。

 

しかしその実態は、本部が「主」でオーナーが「従」の「主従関係」であり、力の格差は歴然なのです。

世界に誇るユニクロブランドを持つファーストリテイリングの業績は以下の通りです。

  • 売上高:2.3兆円
  • 営業利益:2,580億円

一方で、セブンイレブンの国内コンビニ事業の業績は、この通りです。

  • 売上高:9,710億円
  • 営業利益:2,570億円(!)

ブンイレブンとファーストリテイリングの売上高と営業利益の比率おかしくないとおもいませんか?

ファーストリテイリングの 半分以下の売上ファーストリテイリング並みの営業利益を出してるんだよ!

コンビニオーナーではなくてフランチャイズ本部が大儲けするってわけね。

コンビニオーナーの年収

大手コンビニの平均日販は、約50~60万円です。

そこで、1ヶ月の売上を1,700万円と仮定します。

そこで利益を出すためには、まず商品の仕入れにかかったお金をマイナスする必要があります。

商品の原価はモノによって異なりますが、トータルで見ると売上の約70%となるようです。

つまり仕入れ値は、「1,700万円×70%=約1,200万円」となります。

その結果、粗利は「1,700万円-1,200万円=500万円」です。

次に粗利のうち55%をロイヤリティとして「本部」へ支払います。

ロイヤリティは「500万円×55%=275万円」となり、結局オーナーの手元に残るのは、「550万円(粗利)-275万円(ロイヤリティ)=225万円」となるのです。

結構、本部にとられちゃうんだね~

  • アルバイトの人件費
  • 廃棄コスト
  • その他雑費(トイレの備品など)

上記の経費も見込まなくてはなりません。

これらの店舗運営費は、売上の約10%が平均と言われているため、「1,700万円×10%=170万円」となります。

手元に残っている225万円から店舗運営費170万円を引くため、月収は「225万円-170万円=55万円」となるのです。

年収ベースだと600万円ほどですが、さらにここから社会保険料や税金が引かれます。

項目金額計算方法
月の売上1,700万円コンビニの平均日販は50~60万円
商品原価1,200万円売上の約70%(1,700万円×70%)
粗利500万円売上-原価(1,700万円-1,200万円)
ロイヤリティ275万円粗利の55%(500万円×55%)
店舗運営費170万円売上の約10%(1,700万円×10%)
オーナーの月収55万円粗利-ロイヤリティ-店舗運営費(500万円-275万円-170万円-)

まとめてみると、お金の流れはこんな感じです。

経営裁量が小さい

本部とオーナーの「共存共栄」・夢の独立開業・一国一城の主なのも言葉を並べ、フランチャイズの広告を見かけませんか。

前述したとおり、フランチャイズは、本部のさいりょが大きく、加盟店の権限で決められることが少ないです。

オーナーによるコンビニ“経営”とは名ばかりで、現実には「本部の意向」に逆らった経営は出来ません。

  • 仕入れの99%は本部の推奨品
  • お客さんが減るため張り紙禁止(「トイレを使う際はお声がけください」「防犯カメラ設置中」など)
    ※万引きによる損失はオーナー負担であるため、本部には関係ない
  • 見切り販売をさせない(賞味期限が迫ったものを値引き販売させない)
    ※廃棄品が多い方が、本部の利益が増える仕組みになっていることも…(闇)
  • 利益が残りやすい商品を優先的に販売させられる

し本部の意思に逆らうと「フランチャイズ契約解除しますよ?」と本部から言われてしまうため、逆らえない状況になっています。

加盟店は、本部主導のまま運営をしなくてはなりません。

24時間365日のオープンをしなくてはなりませんし、シフトに穴が開けば自分で出勤するしかありません。

個人オーナーといっても、自由はありませんね。

脱サラしてコンビニ経営!なんて思っても、本部の言いなりになっちゃうんだね。

本部が、上司なもんだね。

まとめ

コンビニ経営で、年収700万は稼げそうですね。

個人の裁量や、立地等ではもっと高収入になることもありますね。

しかし、ロイヤリティーや運営を考えると非常に大変な仕事であることはわかりますね。

経営者っていうよりは、サラリーマンの延長線上にあるような働き方かもしれません。

生活には困らないレベルは稼げると思います。

 

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