8月15日~8月19日までの日経平均予想です。
今週株価予想:2万9000円-2万8000円です。
先週の日経平均株価の推移と、今週の動向予想をみていきましょう。
直近の値動き
年初来高値29,388.16(2022年1月5日)年初来安値24,681.74(2022年3月9日)
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
2022年8月12日 | 28,251.74 | 28,546.98 | 28,207.86 | 28,546.98 |
2022年8月10日 | 27,955.11 | 27,964.96 | 27,729.46 | 27,819.33 |
2022年8月9日 | 28,236.84 | 28,257.34 | 27,966.91 | 27,999.96 |
2022年8月8日 | 28,050.09 | 28,279.12 | 28,047.08 | 28,249.24 |
2022年8月5日 | 27,915.06 | 28,190.04 | 27,910.22 | 28,175.87 |

先週の値動きです。
始:28,175円⇒終:28,546円
371円高でした。

12日に一気に上がったって感じだね

そうだね!11日は祭日だったから10日にはだいぶ下がったしね。

これで今週28,000円を切らなければ、なんとなく3万円台が見えてきそうな気がする!

3万円のニュースをまた見たいね!
先週の動向と今週の傾向
日本企業の4-6月期決算が一巡まして、材料不足となるとなりますが、需給面から底堅い推移が続きそうです。
米国の重要インフレ指標の減速を受けてインフレピークアウト期待が高まって、7月半ばからのリバウンド相場が長期化しています。市場関係者の多くは、株式市場の上昇はベアマーケットラリー(弱気相場の中の一時的な上昇)に過ぎないと見ています。
機関投資家の多くが夏休みに入るなか、市場参加者が限られ、相対的に個人投資家や短期売買のみを目的とした投資家の動きに左右されやすい地合いが続きます。
このため、相場に乗り遅れることを嫌った個人投資家の買いや、商品投資顧問(CTA)などの短期筋の追随買いで足元は上方向に振れやすい状況です。
週末の米国版SQ(特別清算指数)算出までは売り手に乏しいなか買い手優位の状況が続きそうです。
来週は米中の小売売上高や鉱工業生産など注目度の高い指標が多いです。
中国では行動制限の長期化で景況感の回復が想定以上に遅れています。
米国でも、所得の伸びがインフレに追い付かないことで実質所得の減少が続いており、けん引役となってきた個人消費の失速が懸念される。
共に指標結果は冴えないものになる可能性があり、4-6月期の決算発表が一巡したばかりですが、景況感の悪化は7-9月期決算への警戒材料となり、需給主導の上げ相場が終わり次第、相場の重石となりそうです。
インフレピークアウト期待についても、米国7月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の減速要因の大半はエネルギー価格であり、食品価格などはむしろ上昇ペースが加速しています。
住居費などの下方硬直性のある分野のインフレもほとんど減速していない。また、代表的な商品市況の総合指数であるCRB指数は7月14日をボトムに下値切り上げの上昇トレンドに転換している。こうした背景から、7月のインフレ指標は大きく減速したものの、8月分以降は高止まりが想定されます。
7月雇用統計で平均賃金の伸びが予想に反してむしろ加速していたことも見逃せない。
米連邦準備制度理事会(FRB)高官からもけん制発言が相次いでいる。市場とFRBが想定する今年末の政策金利予想や、来年の利上げペースを巡る認識にはかなり開きがあり、いずれ、市場の楽観は修正される可能性がある。
17日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月26-27日開催分)を受けてこうした乖離が修正される可能性もあるため注目したい。
ここしばらく落ち着いた動きだった米10年債利回りは、11日、2.89%(+0.1pt)と大幅に上昇しました。
これに伴い、期待インフレ率の指標とされる10年物の米ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)を差し引いた実質金利は一時再びマイナス圏に突入しそうな勢いだったが、8月に入ってからの反発基調をやや強めています。
米国で業績予想の下方修正が進むなか、予想一株当たり利益(EPS)は切り下がっており、株価上昇には投資家の期待値を表す株価バリュエーションのPER(株価収益率)の上昇が欠かせないが、実質金利の低下に歯止めがかかり、上昇に転じてきているなか、そうした展開は見込みにくいです。
今週の注目スケジュール
8月15日(月):日・GDP速報値(4-6月)、日・鉱工業生産(6月)、中・鉱工業生産指数(7月)、中・小売売上高(7月)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(8月)、米・NAHB住宅市場指数(8月)など
8月16日(火):独・ZEW期待指数(8月)、米・住宅着工件数(7月)、米・鉱工業生産指数(7月)、米・決算発表→ホーム・デポ、ウォルマートなど
8月17日(水):日・貿易収支(7月)、日・コア機械受注(6月)、英・消費者物価コア指数(7月)、米・小売売上高(7月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月26-27日)、米・決算発表→アナログ・デバイセズなど
8月18日(木):米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(8月)、米・中古住宅販売件数(7月)など
8月19日(金):日・消費者物価コア指数(7月)など
まとめ
2週連続で28,000円台を維持しました。
今週も安定的に28,000円を維持できそうな感じですので、8月終わりには29,000円台突入となってくれればうれしいですね。

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