8月8日~8月12日までの日経平均予想です。
今週株価予想:2万8500円-2万7400円です。
先週の日経平均株価の推移と、今週の動向予想をみていきましょう。
直近の値動き
年初来高値29,388.16(2022年1月5日)年初来安値24,681.74(2022年3月9日)
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
2022年8月5日 | 27,915.06 | 28,190.04 | 27,910.22 | 28,175.87 |
2022年8月4日 | 27,930.94 | 28,005.59 | 27,870.05 | 27,932.20 |
2022年8月3日 | 27,673.00 | 27,837.63 | 27,634.65 | 27,741.90 |
2022年8月2日 | 27,812.48 | 27,830.58 | 27,530.60 | 27,594.73 |
2022年8月1日 | 27,813.82 | 27,993.35 | 27,751.59 | 27,993.35 |
2022年7月29日 | 27,915.22 | 28,001.80 | 27,725.24 | 27,801.64 |
先週の値動きです。
始:27,801円⇒終:28,175円
374円高でした。
先週は、なんとか28,000円回復したって感じだね。
週末にかけてなんとか上がっていってくれたね。
これが続いてくれれば、3万円台も見えてきそうな感じかね~???
期待しちゃうよね~3万円が安定してくれればいいけど、米国株も上がってくれれば日経平均も上がってくるんじゃなきかな!
先週の動向と今週の傾向
先週末に発表された米7月雇用統計は大幅に予想を上回りました。
非農業部門雇用者数は+52.8万人と予想(+24.9万人)および6月(+39.8万人)から大きく上振れ。平均賃金の伸びは前年比+5.2%と予想(+4.9%)および6月(+5.1)%を超過。前月比でも+0.5%と予想(+0.3%)と6月(+0.4%)を上回った。また、失業率が3.5%と、予想および6月の3.6%より低下した、労働参加率も62.1%と6月(62.2%)から低下。労働市場の逼迫と賃金の伸びの加速が確認され、予想とは対照的にインフレ加速を確認する結果となった。米10年債利回りも依然3%未満とはいえ、週末に2.83%へと急伸しました。
今週、最大の注目は10日に発表予定の米7月消費者物価指数(CPI)です。CPIの総合は前年比+8.8%と6月(+9.1%)から減速が見込まれています。前回分の発表以降、原油先物価格も米国のガソリン価格も明らかに下落傾向にあり、減速はほぼ間違いないのではないでしょうか。焦点は下振れ度合いであり、減速しても予想より高い伸びであれば買い戻し相場は一服する可能性があります。
現在、機関投資家の株式の買い持ち高はかなり低い状況にあるため、CPIが予想以上に減速した場合には買い戻しが強まる可能性もありますが、雇用統計を受け、下方硬直性のある労働市場でインフレ加速が確認されたばかりであることを踏まえると、過度な期待は持たない方がよいでしょう。
さらに、注意をしたいのは米連邦準備制度理事会(FRB)高官らによるけん制発言だ。世界的な景気後退懸念により、米10年物の実質金利(名目金利から期待インフレ率を差し引いた指標)は+0.37%と、雇用統計を受けた上昇後でも依然低い水準です。実質金利の低下を背景にした株価バリュエーションであるPER(株価収益率)の上昇を要因に株価上昇が続いてきたが、インフレ抑制を最優先課題としているFRBが、こうした緩和的な状況を許容し続けるとは考えにくいです。
来年末の政策金利水準を巡っては、早くも利下げを織り込み始めている市場と、来年も利上げを続ける方針を維持しているFRBとの間ではかなり乖離が出てきている。今週、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁はインフレ目標の達成には「程遠い」としたほか、セントルイス連銀のブラード総裁は、大幅な利上げを前倒しで実施すべきとし、政策金利を年末時点で3.75~4.00%とすることが望ましいとの見解を改めて示した。また、クリーブランド連銀のメスター総裁も、需要を抑制するために政策金利を、4%を少し上回る水準まで引き上げる必要があるとの考えを示した。利下げ転換について、ブラード総裁とメスター総裁は、幅広い指標で連続してインフレ減速が確認される必要があるとしており、今回の7月CPIが減速したとしても材料不足であることは否めない。
インフレと利上げを巡る認識で市場とFRBの乖離があまりに広がり過ぎることは望ましくない。このため、株式市場が先走ってインフレピークアウト・利下げ転換という楽観的な見方を続け、上昇基調を強め過ぎてしまうと、FRBからのけん制発言が増えてくることが予想される。また、夏枯れ相場で、8月は例年ボラティリティーの高い時期になりやすいため、可能性は低いが、指標がネガティブな結果になった場合の揺り戻しには注意が必要だろう。
今週の注目スケジュール
8月8日(月):日・景気ウォッチャー調査 先行き判断(7月)、決算発表→東エレク、ソフトバンクGなど
8月9日(火):日・工作機械受注(7月)、米・非農業部門労働生産性速報値(4-6月)など
8月10日(水):日・国内企業物価指数(7月)、東京オフィス空室率(7月)、中・消費者物価指数(7月)、中・生産者物価指数(7月)、米・消費者物価コア指数(7月)、米・シカゴ連銀総裁が講演、米・ミネアポリス連銀総裁が講演など
8月11日(木):日・株式市場は祝日のため休場(山の日)、米・生産者物価コア指数(7月)、石油輸出国機構(OPEC)月報など
8月12日(金):英・GDP速報値(4-6月)、欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(6月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(8月)など
まとめ
先週は何とか28,000円台に回復しましたね。
今後は、28,000円台が安定的に推移してくれるかがキーポイントです。
ここが高値にならず、もう一段上に上昇してくれると嬉しいですね。
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