今年2月ごろに話題があり、ネットでも騒がれていた「eMAXIS Neo」はどうなっているのか見ていきたいと思います。
eMAXIS Neoって話題になってたよね~
未来への投資でもあるし、これからの将来にも期待できるしね
ほんと盛り上がってたよね。
NYダウ(ダウ平均株価)の2~3倍もの好成績を続けていたしね!
今、どーなっているんだろ??
気になるな~
今日は、eMAXIS Neo見てみよう!
2月時点の「eMAXIS Neo」と現在
これ!2月ごろの「eMAXIS Neo」のチャートだよ!
きれいな右肩上がりですね
NYダウとの成績比較(2021年2月時点)
- eMAXIS Neoシリーズの9本の平均:20,828
- eMAXIS NYダウインデックス:11,734
これが現在までのチャートだよ!
2月からあまり伸びてないね。
ぎゃうに下がってるかも。
あの盛り上がってた2月が高値だったんだ!
ちょっと「eMAXIS Neo」の概要についてみていこう
ブログ村フォローもお願いします!
eMAXIS Neoの基本情報
eMAXIS Neo(イーマクシス・ネオ)は、三菱UFJ信託銀行の100%子会社である三菱UFJ国際投信が作ったインデックスファンドシリーズの名称です。
同社の運用商品の人気っぷりは、個人投資家が投資信託のランキングを決める「ファンド・オブ・ザ・イヤー」からも分かるでしょう。
上位10本のファンドのうち、5本が同社の運用するeMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)シリーズです。
個人投資家にも人気のeMAXIS Slimシリーズですが、「eMAXIS Neo」とは全くの別物です。
2つのファンドが全く違うことを理解しておくだけでも、理解しとかないとだめですね。
eMAXIS Neoの公式ホームページでは、伝統的な底堅い資産運用ではなく、攻めのファンドだと分かります。
ノーロード・インデックスファンド
ノーロードとは、「購入時の手数料がかからない」ことです。
ぼったくりファンドの多くは、販売する業者にとって嬉しいファンドなので、購入時や保有時に高い手数料を取っています。
つまり、ぼったくりファンドを避けたいなら、ノーロードは常識です。
また、インデックスファンドとは以下のような指数に、同じ値動きを目指す運用をする投資信託のことです。指数の例
- S&P500
- NYダウ
- TOPIX
- 日経平均株価
eMAXIS Neoは、Kensho社が開発した指数への連動を目指しています。
Kensho社の基本情報を見ても、正直よくわからないけど、なんとなくスゴそうと感じる人がほとんどでしょう。
革新的なテーマからAIが銘柄を選定
eMAXIS Neoシリーズには、投資対象テーマごとに、全部で9本のファンドがあります。
以下の投資対象テーマからも分かるように、私達の未来を劇的に変えるであろう革新的なテーマだけに投資しているのです。
eMAXIS Neoの9つの投資対象テーマ
- 自動運転
- ウェアラブル(スマートウォッチ、スマートグラスなど)
- フィンテック(クラウドファンディング、デジタル通貨など)
- ナノテクノロジー
- バーチャルリアリティ
- ドローン
- 宇宙開発
- ロボット
- 遺伝子工学
さらに、これらのテーマに関連した企業の選択には、「AI」が活用されています。
テーマ型ファンドの基礎知識
テーマ型ファンドとは、世の中で話題となっている分野(テーマ)に関連した銘柄へ積極的に投資するファンドです。
しかし、テーマ型ファンドは4つ注意すべき点があるので、中・上級者向けのファンドだと考えています。
テーマ型ファンドの4つの注意点
- テーマの流行り廃りが激しく長期保有に向かない
- 集中投資である
- コストが高い
- 高値掴みになる可能性が高い
ブームというのは永遠には続かず、必ず終わりがくるものです。
テーマ型ファンドは、世間でブームとなっているモノに投資をするワケです。
つまり、当てることも売り抜けることも難しく、かなりの目利きが必要となるでしょう。
テーマ型ファンドは、数十銘柄の企業に投資していることが多いですが、実は効果的な分散投資ではありません。
一般的に、テーマ型ファンドの運用コストは高くつきます。
S&P500や日経平均株価などの指標は市場全体へ投資をしていますが、テーマ型ファンドは投資対象の選定や分析のために余分なコストがかかるからです。
また、テーマ型ファンドは、高い運用コストに見合うだけの成果を出し続けるファンドが少ないことが数々の研究結果からも明らかになっています。
コストの高さという観点から見ても、テーマ型ファンドは「長期目線ではなく、短期・中期目線で付き合う方が無難」と言えるでしょう。
ファンドの費用
「年率0.792%以内」と記載がありますが、優良なインデックスファンドと比較するとかなり高めです。
今は、多くのファンドが0.03%~0.2%程度のコストで運用しています。
さらに、運用報告書(全体版)という別資料で隠れコストを確認したところ、信託報酬と隠れコストの合計は1.16%でした。
1%超は、インデックスファンドとは思えない高さですね。
まとめ
eMAXIS Neoの実態は、以下の理由からインデックスファンドよりアクティブファンドに近いですね。
- ダウやS&P500・ナスダックといった株価指数よりも高い成長率が狙える産業に集中投資している
- 運用コストが高い
- 指数の歴史が浅い
- 分散が非常に弱くリスクが高い
2月にTwitter界隈でにぎわってたのは、高騰してたからですね。
今は、それなりの相場なので話題にも出てきてません。
投資銘柄は、慎重に選びましょう。
コメント