米国ETF VOOとVTIを徹底比較

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米国株投資によく聞く「VOO」と「VTI」

投資するならどっちがいいのか。今回は徹底解説していきます。

「V00」と「VTI」ってよく聞くよね。

でも、内容がどんなものかわかってないかも。。。

なんとなくしか、わかってない人もいるかもね。

今回は、「V00」と「VTI」に関してわかりやすく解説していくね。

VOOとVTI

VOOもVTIも米国の資産運用会社であるバンガードが販売・運用しているETFです。運用総額が全米で4位と3位に入る大人気商品になります。

VTIのインデックスに採用されている”CRSP USトータル・マーケット・インデックス”は米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしています。

なのでVTIを一本購入すれば小型株も含めて米国株式市場の全ての銘柄に投資をするのと同じことになります。

一方、VOOのインデックスS&P500は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している米国の株価指数のこと。

経済ニュースなどで日々の値動きがよく報道されるていますね。NYダウと並んで最も有名な株価指数の一つです。機関投資家や投資ファンドの成績を評価する際にも、よく用いられます。

米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等)に上場される米国企業で、流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。

 

VOOとVTIの基本データを比較表です。

VOOVTI
インデックスS&P500CRSP USトータル・マーケット・インデックス
運用総額1351億ドル1425億ドル
構成銘柄数5103531
経費率0.03%0.03%
配当利回り1.75%1.72%
設定日2010年2001年

バンガード社のETF VOOとVTI。

投資家からの人気も絶大で運用総額は日本円で何と14兆円を超えており、流動性や実績共に文句なしです。経費率も0.03%となっていて、全ての米国ETFの中で最も経費率が低いです。2019年に両方とも0.04%から低下しました。

100万円運用しても年間経費は300円ということですから、ほとんど経費はかかりません。

構成銘柄の違い

VOO

S&P500に連動

インデックスはS&P500ですので、全米を代表する大型株500銘柄で構成されます。

VOOの500銘柄でも十分なぐらいであり、長期的なリターンに大きな差はありません。

VTI

”CRSP USトータル・マーケット・インデックス”は米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしています。

中小型株も構成銘柄に含まれます。

小型株を含んでおり分散性に優れていると言えます。

初心者の方には、下記書籍がお勧めです。

 

構成銘柄とセクター比率

構成銘柄の上位10社は構成比率に違いがあるだけで全く同じです。

VOOVTI
Microsoft Corp.6.00%5.04%
Apple Inc.5.78%4.65%
Amazon.com Inc.4.49%3.82%
Facebook Inc. Class A2.12%1.78%
Alphabet Inc. Class A1.65%1.39%
Alphabet Inc. Class C1.62%1.32%
Johnson & Johnson1.44%1.21%
Berkshire Hathaway Inc. Class B1.32%1.07%
Visa Inc. Class A1.26%1.06%
Procter & Gamble Co.1.15%0.97%

VOOもVTIも時価総額に加重平均されますのでアップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックなど今をときめく巨大ハイテク企業が上位をしめていますね。

資産総額に占める上位10社割合を比較すると

VOO:26.83%

VTI:22.31%

セクター比率

続いてセクター比率です。セクター区分の考え方に若干の違いがありますが傾向は同じと言って良いと思います。

VOO
情報技術27.50%
ヘルスケア14.70%
コミュニケーション10.80%
一般消費財10.80%
金融10.00%
資本財8.00%
生活必需品7.00%
公益3.10%
Energy2.80%
不動産2.80%
VTI
テクノロジー26.40%
金融16.30%
消費サービス14.20%
ヘルスケア14.00%
資本財11.80%
消費財7.90%
公益3.00%
石油・ガス2.60%
素材2.00%
電気通信1.80%

情報技術、ヘルスケア、金融の比率が高いですね。米国経済の強さの象徴ともいえる3セクターと言っても過言じゃないですね。

ちなみにVOOのコミュニケーションセクターにはグーグルやフェイスブックが含まれていますから、現在の米国経済の強さの源泉であるIT関連企業の割合が高くなっているといえます。

まとめ

今回は、VOOとVTIの比較ということで、構成銘柄などについて比較しました。

違いとしては

  • VOOは大型株500銘柄、VTIは中小型株も含め3500銘柄
  • 経費率、分配金利回り、リターンは大差なし
  • 大型株かつS&P500に投資したい→VOO
  • 中小型株も含め分散性を重視したい→VTI

になります。

コロナショックで大きく株価は下落しましたが、長期的にS&P500も米国株式市場全体もしっかりと上昇しています。

分配金利回りは2%弱と若干もの足りないですが、VOOもVTIも値上がり益だけじゃなくインカムも期待できるETFですね。

経費率やチャートに大差はないので、どちらに投資しても高いリターンを期待できると思います。

いずれにしても、安定の米国株です。

どちらに投資するかは、好みですね。

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