前回のAmazonせどりの続きです。
今回は、リサーチ方法・実際のせどり方法を解説していきます。
前回の記事は「Amazonせどり①」をご覧ください!
Amazonせどり リサーチ方法
Amazonでは個々の商品がどのくらい売れているのか、各カテゴリーごとにランキングは何位七なのかがわかります。
そこで、リサーチのポイントは「Amazonランキング」と「回転率」になってきます。
せどりをするのにあたり、最も重要なのでどういった商品が需要を見込めるのか見きわめることです。
売れない商品を販売しても、在庫がかさんでしまいます。徹底したリサーチで、人気商品を把握し高回転の商品を見つけていきましょう。
AmazonランキングはAmazonの商品ページでチェック可能です。
Amazonもしょうひんを販売したいため、検索で、人気がある商品は上位にきます。こうした商品を参考にリサーチしましょう。
回転率は、商品が1カ月に何個売れるか、3カ月に何個売れるかの数値です。
回転率を調べるのにはツールで調べるのが基本のやり方です。
とうぜんながら、回転率が高いほどすぐに売れやすい傾向があります。
需要の見込める商品を探すといっても、自力でコツコツ調べるのは限界があるでしょう。
そこで、次項ではせどりのリサーチに便利なツールやアプリを紹介していきます。
ちなみに、Amazonせどりで長らく人気を誇っていたツール「モノレート」は2020年6月30日にサービスを終了してしまったため、ここではモノレート以外の情報を扱っていきます。
FBA料金シミュレーター
まずは、商品を扱うにあたってどれくらいの利益が見込めるのかを把握することが必要です。
そのような時に有効なのは、AmazonのFBA料金シミュレーターです。
FBA料金シミュレーターはAmazonが用意している利益計算ツールで、出品用アカウントを持っていれば無料で利用できます。
このツールは、売れる商品を見つけてくれるわけではないが、特定の商品をFBAで販売した場合に手数料と利益がいくらになるかがわかるので便利な機能と言えます。
これまで説明してきたようにEBAにかかるコストの計算は少し複雑な部分もあります。
特に、せどりビジネス初心者の場合は複数の手数料に混乱することもあるので、知っておくと便利でしょう。
使っていくうちに、必要な経費を頭の中でイメージできるようになれば、仕入れもスムーズにでき、業務効率化につながります。
Keepa
「Keepa」は必ず必要となる必須ツールです。
サービス終了してしまった「モノレート」の代わりとして利用する人が多いツールです。
スマホでも利用可能なので、店舗などでのリサーチなのにも有効です。
アカウント登録をすれば無料版が、サイト内でサブスクリプション登録をすれば有料版が利用可能で、有料版の料金は月額1800円程度です。
これからせどりを行うのであれば、有料版は必須項目となります。
1800円程度であれば難なく稼げますので、有料利用しましょう。
Keepaが便利なのは、売れ筋ランキングのグラフが見られる点です。
グラフが上下に激しく動いている=回転率が高いため、仕入れたらすぐに売れると判断できます。
下記がグラフとなります。
上下にギザギザしたときに商品が売れたということになります。ギザギザが多いほうが売れているということです。
ですからKeepaは実質的には有料ツールと考えておいた方がよいでしょう。
DELTA tracer
DELTA tracerはGoogle Chromeの拡張機能にある無料ツールです。
スマホ版はAndoroidのみ配信されていますが、iPhoneからでもブラウザ上からアクセスが可能です。
一度に多くの商品をリサーチするのであれば、パソコン版の方が見やすいでしょう。
モノレートがあった頃から人気がある歴史のあるツールで、モノレート派・DELTA tracer派と人気を分けていました。
拡張機能に追加することでAmazonの各商品ページに価格相場や見込利益、出品数などが自動的に表示されるようになります。
ヤフオクや楽天などの外部サイトにもワンクリックで飛べるようになるので、より安い商品を効率的に仕入れることが可能になるといった使い勝手のよいツールです。
店舗せどり
店舗せどりは、その名の通り実店舗に足を運んで仕入れる方法のことです。
後述する、電脳せどりに比べ、利益商品が見つかりやすいです。
住んでいる地域によって有利・不利があったり、店舗の営業時間によって仕入れ活動が左右されたりする弱点にはなりますが、販売する商品を自分の目で確かめられるのは大きなメリットといえます。
ここでは、店舗せどりで人気の仕入れ先を紹介するので、自宅近くで利用できる店舗はないか参考にしてください。
ディスカウントストア
店舗せどりで一般的な仕入れ先のひとつがディスカウントストアです。
ディスカウントストアとは、大量一括仕入れや人件費削減などの工夫で商品を安く販売している店舗のことです。
たとえばドンキホーテやコストコなどがあります。
定価よりも何割か安く買えることも多いので、チェックしてみるとよいでしょう。
仕入れのポイントは、チラシや店内POPを参考に激安商品を狙うことです。
この際にkeepaなどのスマホで使用可能なツールを使用することで店舗で有力商品かどうかを調べることができます。
ディスカウントストアの種類にもよりますが、ショップによって商品ラインナップが異なる場合があるのでので、複数店舗をはしごするのもおすすめです。
コストコに関しては、全品リサーチをおすすめします。
利益商品が多いからです。商品の入れ替えや棚替えなどもあり何が利益商品化がわかれば、定期的にコストコで仕入れが可能です。
ドンキホーテは利益商品はありますが、難しい感もあります。
POPの違いに意識してリサーチすれば、利益商品が見つかります。
家電量販店
家電量販店も、多くのセラーが仕入れ先としてチェックしています。換言するとその分、安く仕入れできる場所といえるでしょう。
例えば、ヤマダ電機、ビックカメラ、エディオンなど、自宅周辺に店舗があることも多いチェーン店なので通いやすいというメリットもあります。
マウスなどのパソコン周辺機器やヘッドフォンに代表されるAV機器は小型で扱いやすいのでおすすめです。
仕入れのポイントは、年末年始や決算時期のセールを必ずチェックすることです。
この時期のお得なセールで、激安商品をゲットして仕入れ値を抑えましょう。
また、ポイントを活用したり、値引き交渉をしてさらに仕入れ値を下げる努力をすることも有効です。
大型家電は発送、FBA納品が大変なため、みんな敬遠します。
敬遠するということは、利益商品も多いです。
大きい・割れやすい・よくわからないなどのものはライバルが少ないため利益がでやすいです。
特に大型家電は利益が出やすいので、積極的に仕入れましょう。
FBAへの納品ではなく、自己配送で対応すれば送料も安く抑えられます。
リサイクルショップ
リサイクルショップで仕入れて、中古せどりを行っているセラーも多くいます。
リサイクルショップは主に中古品の買い取りと販売を行っている店舗のことです。
具体的にはBOOKOFF、ハードオフなどが挙げられます。
セカンドストリートは、割高のため、利益商品を見つけるのは難しかなと思います。
中古品は商品のコンディションが重要なので、販売後のクレームなどを考えると、商品の状態を確認することができる店舗せどりの方が安心できるといえます。
年末年始の大掃除や年度末の引っ越しシーズンは買い取り需要が高まるので是非、チェックしてみましょう。
この時期は商品数が充実する分、掘り出し物が見つかりやすくなるので、こまめにチェックしてみるのがおすすめです。
チェーン展開しているリサイクルショップとは違ったお値打ち品があったり、高く売れる商品がワゴンセールの対象になっていたりするので、地元の個人店にも足を運んでみるとよいでしょう。
電脳せどり
電脳せどりは、パソコンで仕入れをする方法のことを指します。
なぜ電脳なのでしょうか?わかりませんが・・・・
インターネットを介して仕入れする人が多く、ネット環境さえあれば場所や時間を選ばないため、副業でせどりをする人でも取り組みやすいという特徴があります。
ただし、自分で商品を確かめることはできないので、型番を間違えて購入したり、不良品を仕入れてしまったりしないよう注意することが大切です。
同じ商品でも、グレードのちがった商品にも注意が必要です。
たとえば、差込口が5個だと思って購入したが、3個しかなかったとかです。
私も、何回か失敗したことがあります。結構へこみますし、利益もなくなります。
次に、電脳せどりの仕入れ先を紹介します。
ECサイト
電脳せどりの主な仕入れ先としてECサイトがあります。
ECサイトは無数にあるので、あらゆるショップが仕入れ先となり得るでしょう。
たとえば、楽天市場やヤフーショッピング、家電量販店の公式オンラインショップなどが挙げられます。
普段からポイ活をしている人はポイントを利用してお得に仕入れるやり方も有効です。
電脳せどりは、自分の目で確かめることができないのがデメリットですが、直接店舗に行かなくて済む分、効率的に情報収集・仕入れができる点がメリットです。
仕入れのポイントは、少しでも仕入れ値を安くあげるため、複数サイトを比較して、安く仕入れられるサイトを探すことです。
前述したKeepaなどのツールを活用すれば、効率的にリサーチできるので、活用するのもひとつの方法です。
また、サイト独自のセールスタイミングを狙うのも有効です。
初心者にオススメの商品ジャンル
ヘルス&ビューティ(ドラッグストア)
Amazonせどりのおすすめジャンルのひとつが、「ヘルス&ビューティ(ドラッグストア)」です。
このジャンルの特徴は、何といっても仕入れのしやすさと売りやすさ、なので、初心者でもとっつきやすいのではないでしょうか。
ヘルス&ビューティでは、化粧品やサプリメント、洗剤など普段使用する消耗品を取り扱っています。
これらは、ディスカウントストアなどで大量に仕入れやすく、また単価が安いので初期費用が少なくても挑戦できる点も魅力です。
また消耗品であることから使い切れば、またリピート購入してもらいやすいので、商品の「売れやすさ」にもつながるのです。
日用品はその効果や使用感から「お気に入り」の商品が決まっている購入者も多いので、まとめ売りできる数を仕入れるのが仕入れのポイントです。
ただし単価が安いので、薄利多売スタイルになりがちなうえ、同様の商品を取り扱うライバルも多いので、収入の柱にはなりにくいでしょう。
家電
家電もAmazonせどりで人気のあるジャンルです。
家電は単価が高いものの利益率が高いことが最大の魅力で、多くのセラーが取り扱っています。
仕入れる際は、Amazonランキングで4万位くらいまでを狙って、回転率をチェックするとよいでしょう。
Amazonの商品ページには「登録情報」欄があり、商品パッケージの寸法や発送重量、メーカー型番などと並んでAmazon売れ筋ランキングを確認することができます。
季節家電を出品する場合は販売時期を意識しましょう。
季節外れの季節家電は売れない傾向にあるので、夏物であれば春から初夏、冬物であれば秋ごろに出品する、といったように需要が見込まれる時期を慎重に検討することが大切です。
ゲーム
「ゲーム」も多くのセラーが取り扱う、Amazonせどりの人気ジャンルです。
消耗品同様、娯楽商品も安定した需要が見込めるため、稼ぎやすいといわれています。
特に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、在宅時間が長くなったことを受け、ニンテンドースイッチなどの人気ゲーム機は定価で買えない事態となっており、1機で数万円の儲けになることもあります。
仕入れのポイントは、発売前から注目されているゲーム機やソフトは品薄が原因で価格が上がりやすいので、メディア情報をまめにチェックすることです。
もし新作以外を狙う場合はAmazonランキング3万位くらいまでをチェックすると、売れずに在庫が残ったままという事態が起きにくいでしょう。
さらに、ゲーム機本体と人気のゲームソフトをセットで売ると買い手がつきやすいので、セット売りも検討してみましょう。
おもちゃ
「おもちゃ」は回転率の高いジャンルとして知られ、売れない在庫を抱えるリスクが少ないことから、セラーからも人気なジャンルです。
人気アニメの関連グッズや、トミカ・プラレールなどの定番おもちゃなど、需要の高い商品がある程度決まっているので、リサーチや仕入れがやりやすいというメリットがあります。
売れやすいおもちゃを仕入れることが肝要なので、Amazonランキングの3万位くらいまでの範囲を対象としてリサーチ・仕入れをしてみましょう。
おもちゃのせどりのポイントは資金を用意して挑戦することです。
おもちゃは、クリスマスプレゼントとしての需要が最も高くなるので、クリスマス需要の直前に一気に仕入れて売るのがおもちゃせどりの王道パターンとなっています。
ただし、需要が見込まれるぶんライバルセラーも多いので、Amazonせどりに慣れてから取り組むのもおすすめです。
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